マイエンジェル†甘い声で囁いて

今日…まさか、


三国くんが来ないなんて。


豆蔵さんが来れないのは聞いてたけど…。






ひどいよ、タクミと二人きりにするなんて。


二人きりの夏休みの校舎は…切ない。


ふと訪れる沈黙が、息苦しい。







ギターの音がやむと、静寂に包まれる。






「風ちゃん、気分転換に何か飲み物買い行く?」


それを察したのか、タクミが座ってた机の上からぴょんと飛び降りる。


「うん、行くー。そういえば…初めて会った時も、一緒に飲み物買いに行ったよね」


「初めて?…あ~あぁ、風ちゃんが半泣きしてた日?」


タクミはあの日を思い出したように、二ヒヒと笑う。