「えっ?あ、何でもねぇし…」


慌てて襟を立て、あざを隠そうとするけど…隠れてない。


その仕草に、思わず笑ってしまう。


「…オレの事嫌いなんは、分かった。でもさ、勘弁して!昨日ミーティングに行かなかったじゃん。そしたら三国くんに、このままそういう態度だったら解散するって言われて…」


解散…?


「ごめん…私があんな事言ったから、来づらかったんだよね」


「んー。そういうワケでもねぇんだけど。あっ!でも本当にマジで反省してる。

あんなん言ったらダメだよな…。オレにもそれなりにジレンマあってさぁ。

いつもファンの女には、ミコや三国くんのオマケ扱いされて…」