「仕方ないじゃん。テレビ局に真菜ちゃん連れてはいけないし…」 それはそうだけど… 「でも、やっぱ…」 「大丈夫、有さん」 俺の言葉を遮って真菜が言った。 「私、静かにまってる。外にも、でないから。だからお仕事、いってぇ」 今にも泣きそうな顔で真菜に言われた。 「本当に大丈夫だな?」 真菜はこくんと頷く。 「お前、過保護だよ…真菜ちゃんどう見ても中学生や高校生だろうが」