意地っ張り+意地っ張り

コンコンッ


部屋のある一部の窓からそんな音が聞こえてきた。雑誌を読む手を止めそちらに顔を向けたけど、人物が人物だっただけに(大体予想はできたけど)顔をしかめ無視して再び雑誌に目を向ける。


コンコンッ


はいはい無視無視。


コンコンッ!


無視無視…


ドンドンッ!


無視…


ドンドンッ!!


「てめぇガラス割るぞ馬鹿雛ぁ!!」

「誰が馬鹿よ!! てかガラス割るなー!!」


結局、ガラスを割られちゃたまらないので窓を開けた。


「何かよう? 昼間から真っ盛りの和馬君?」

「ケンカ売ってんのかお前…」


ピクピクと頬を引きつらせる和馬に、あたしは冷たい視線を送り続ける。本当の事を言って何が悪い。そう心の中で悪態を吐いた。