「った…、す、すみません!ちょっと急いでて…!」 「ってぇ、……てか何、誰にそんなもん向けてんの、お前ら」 はぁ、とため息をつきながら私とぶつかった人は体を起こして私の後ろの方を見ていた。 その人の声に顔を上げると、私を追いかけてきたと思われる人達が、肩で息をしながら何かを持って、それをこちらに向けていた。 …怪しく、黒光りしている物体。 それを見た瞬間に血の気が引いた。 …乾いた音の正体でもあるであろうそれは、拳銃だった。