こんなにユキさんの気持ちを感じていたら、確実に、私はユキさんから離れられなくなってしまう。 壊れる。ユキさんがいないと、壊れてしまうような自分になってしまう。 …そしてきっとユキさんはそれをわかってる。 わかってて、やっているのだ。 「綾芽はそろそろ縛られたいの?」 「っな、な、わ、私そんな趣味ないです!」 私の顎を掴んだまま、ユキさんは呆れたような顔をしてそう言い放った。 何でいきなりそんなSM的な話になるんだ。 それともユキさんは本当はそういう趣味でもあるのか。