「綾芽ちゃんさー、この前兄貴に連れられて組に来たでしょ?ごめんね、親父と兄貴が」




ユキさんは書斎にこもって仕事中で、リビングには昴くんと巧くんが居た。

今日は皆、休みの日らしい。

私も仕事は休みで、休日にこなさなければいけない家事も終わってのんびりとお茶を飲みながら、昴くんと巧くんと話していた…んだけど。




「…えっ? 今、昴くん、何て言ったの?」