「……瞬」



思わず心配で口から名前がでてしまう。



「なに? あたしの前で他の女の名前?」


「女じゃねーよ。『しゅん』っていったら男だろうが」



同じベッドの中にいる金髪の女は俺の彼女。

嫉妬深くて可愛い。



だけどその内反りがあわなくなってすぐ別れることになるだろう。



「なぁー」


「ん?」


「他人の罪を隠す……見て見ぬふりをするのも、やっぱり罪なんだよな……」


「何いきなり」




ふふっと笑ってから俺の目をまっすぐに見つめて言う。




「それも立派な罪だよ」