チュッ。とキスすると
ギュッ。と力が入る、
サガラの閉じたまぶた。
チュッチュッチュッ!と三連続したらビクビクビクっ!とまぶたが動いて
それがおかしくて笑ったら、「からかわないでください」と睨まれた。
からかってるっつーか、可愛くて仕方ないだけなんだけどなぁ……。
俺はベッドの上で向かい合って座って、サガラの服に手をかけた。
「あっ!」
「どうかしましたか?」
「なぁ、サガラって俺のこと好き?」
「えっ……」
こんなにわかりやすく表情が変わることはめずらしい。
赤面と呼んでもいいくらい、頬をピンクに染めたサガラは
「……はい」
むちゃくちゃ女の子の顔になって、目を伏せた。



