【短】愛らぶ★ヒーロー



「あべし!」だか「ひでぶ!」だかわかんない、北斗の拳のザコキャラみたいな声を出してぶっ倒れる先輩。


俺は肩で息をしながら仁王立ちでそれを見下ろすと

キッ、と真剣な顔で、サガラの方に向き直った。



「サガラ!」

「は、はい」



ア然としすぎて普段以上に無表情なサガラに、俺は大股で詰め寄って行く。



「サガラが先輩を好きでも!」

「……」

「俺のこと好きじゃなくても!」

「……」

「俺はサガラが好きだ!絶対、絶対!先輩より幸せにする!」

「……」

「サガ――」


「おい」