ふり返ったサガラは、ちょうど先輩んちの門を入ろうとしてるとこだった。 門の内側には先輩がいて、「どうぞ」って感じで招き入れてるとこだった。 先輩は突然乱入してきた俺に 「え!? ヒロ!?」 と、目ん玉ひんむいて驚きの声をあげ、 サガラはやっぱいつもと変わらない無表情だけど 実は焦ってるってことが、わずかな眉の角度の変化で俺にはわかった。 「先輩っ!」 「うわっ」 原付を飛びおりた俺は、勢いまかせに先輩につかみかかった。 「サガラには手ぇ出さないでくださいっ!」