【短】愛らぶ★ヒーロー



「あー……うん。もちろん覚えてるよ」



愛想笑いで答えたものの、個人的に顔を合わせづらい理由があった俺は、その場を離れようとする。



「そんなに避けないでよぉ。あたし別に、こないだのこと気にしてないし。

ま、正直ビックリしたけどね。
こっちから誘ってんのに断られたのなんか、初めてだったから」


「……ごめん」



そう……実はあの日、俺たちはエッチしなかったんだ。


途中までヤろうとしたものの、どうしても俺がその気になれず。



『一発屋のヒロ』が聞いてあきれる。


目の前の女の子より、サガラで頭がいっぱいだったなんて。