「ヒロくんに処女をもらってほしい人! 募集しまーす」


「はっ!?」

「百戦錬磨でテクは保証付き!
しかも後腐れ一切なし!
アドレスは、hiro……」

「おいっタカシ、てめっ」



上靴の裏でタカシの足を蹴る俺。

が、やつはニヤニヤしながら俺のアドを勝手に言いふらす。


ノリがいい女子グループは笑ってるけど、おとなしい女子たちは聞こえないふりだ。



「タカシ、お前なぁ……」

「冗談だって」



口をぱくぱくさせる俺に、タカシは大ウケしながらやっと席に着く。