だってお姉ちゃんの後ろにひとかげがあったから。


それもよくしっているあの顔…



そう今日同じ学校に転入してきて


同じクラスになって隣の席のあいつ。



整いすぎた顔…


今日、歓迎会をしているはずの人物。












早見翔っっっっ!!!!!!!!!!!!









あたしは言葉が出てこなかった。


お姉ちゃんはカウンターにいるくせにお客が


こないからって堂々と居眠りをしていた。



そんなお姉ちゃんに向かって熱~く


マンガについて語っていたなんて……



しかも!!!!!!!!!


会話?いやあたしの独り言すべて



この目の前の美少年にきかれてたなんて。



それから5分くらい2人のあいだに
気まずく重た~い沈黙が続いた。



先に沈黙を破ったのは


美少年、早見翔だった。