オレがさすがに痺れをきらして


その場から立ち去ろうとした時…


校門の前で突っ立っている女を見つけた。


そいつはこっちをかなり驚いた顔してみている。

こっち…いや、オレ見てねぇ?


驚いた顔は少し笑えたけど、


そんなことはどうでもよかった。


そいつはおれが今まで見てきた女の中で













一番綺麗だった。











いくらなんでも美人すぎねぇ?


それがオレの感想。


さらさらと揺れる長い黒髪


真っ白い肌は朝日でキラキラ輝いていて


鼻は筋が通っていて高く、


唇は血色のいいうすいピンク色。



目は奥二重でそこまで大きくない


でもきりっとした目。


そんな目に見つめられて


目をそらすことができなかった。