「ままー」



「ん?」


今度は何!?



「じゅーちゅっ」



「喉乾いたの?」


「うんっ!」



「ちょっと待ってね!……はい、どうぞ」


カバンから玲音の水筒を取り出した


「あんがとっ」



ベンチに座って水筒に入ってるジュースを一生懸命飲んでる玲音を見てると何だか泣きそうになる


だってこの前まで私のお腹の中にいて


喋れなくて


一人でジュースだって飲めなかったのに…



大きくなったんだね、