「なぁ…本当に俺の事好きなのか?」 「えっ…?」 「いやさ、本気なのかな~と。」 「…好きだよ…。」 「そっか…。」 フラれるのかな? フられるのやだなぁ~…。 片思いでも良いって思ってたけど、やっぱり両想いが良い…。 叶わないよな…。 「…………」 稜君は何も言わない。 あたしは何も言えない…。 稜君を見てられなくて、あたしは目をギュッと閉じた。 涙がまた出ないように…。 「っ…!?」 り、稜君っ!? あたしは閉じていた目を見開いた。