「ブオンブオン」


バイクの音が耳に鳴り響く。



オレは目を覚ました。


アレ?今何時だ?

時計を見ると、もう夕方の6:30


はぇー。オレ一日中寝てたのかよ。


「新ー。迎えにきたぞー。」


玄関のドア、向こうから仁の声が聞こえる。


「おー。ちょい待って。」



オレは、スウェットに白いTシャツという
なんともシンプルな格好に着替えた。



「はよ乗れ。」


ヘルメットを渡す仁。


それをかぶり、バイクの後ろに乗った。