夜が来た。 そして朝が来た。 目が覚めると、いつもの朝。 いつものように支度をして いつものように学校へ行く。 今日こそ、 あのほったらかしの 散らかった教室を 片付けなくちゃいけない。 教室につくと、 机の代わりに散らかった 学園祭の産物が出迎える。 もう数人は 後片付けを始めていた。 私も、その中に混ざる。 不意に、廊下を見た。 背の低い 華奢な女のコと話している 美波の姿が見えた。