しかし、この手紙1つで嫌がらせが終わるわけがなかった―― 「マジムカつくっ!」 スカートが短く、髪を赤く染め、厚~い化粧をしている女子4人が物陰から美緒を睨んでいた 「どうする?アカリ このままじゃ、常陸くんが奪われちゃうじゃんっ!」 「そんなん分かってるしっ!」 「あの美緒って子、最近常陸くんに近寄りすぎ…」 「調子乗ってんじゃねぇよ…っ」 バシッ アカリと呼ばれたリーダーっぽい1人が壁を叩き、再び美緒を睨み付けた