―次の日 今日こそ本当に本番だよな? グイっ 痛てててて…っ こうやって何度も朝から頬をつねってるし うん。マジで本番だ。 「おはようございますー…棗サ、ン…」 ん? くるっと振り返ると幽霊のように突っ立っている円城 「うわぁっっ!だ、だ…だから、なんでお前は急に出てくるんだよっ!」 「…すみませっ…ゴホッゴホッ」 …あれ? 「お前、顔赤くない?」