和樹はいつも僕を待っててくれる。 一緒に話をしながら登校するのが日課。 だけど、一つ憂鬱な事がある。 「和樹君!御坂君!おはよう」 一人の女の子が明るい声で話しかけてきた。 可愛い感じの子。 そして、その子は僕の好きな人。 もう何年も片想いだ。 だけど、想いを伝えない。 伝えられない。