溺愛ラバーズ

「そんな事あるの!マフラーとストール返って来た?薬買って、タクシーまで呼んだのにありがとうもいえないなんて最低じゃない。」





マフラーとストールって……





それにタクシーって………




あれってまりあだったのか?





「最低なんて言わないで?私が勝手にした事なんだし、お礼を言われたいからしたわけじゃないの。心配だったからよ。」


「でもっ……」


「それにね、余計な事だったかも知れないでしょ?それと、樹さんはちゃんとありがとうって言ってくれる人よ。過去の事より今が大事なの。」





ほら――――…また自分のせいにしてる。





余計な事だなんて思うわけないだろ?





凄く助かったんだ。





自分ばかり責めないで、俺を責めてくれていいのに。




俺の悪いところ一つも言わないなんて……。





はぁ……参ったな。





「それより、高杉まだ部屋から出て来ないけど時間大丈夫なの?」


「ああ!本当。ちょっと呼んで来るね。」





俺もデジタル時計を見ると11時になるところで、慌ててスーツに着替える。