溺愛ラバーズ

よかったと微笑むまりあ。




が、途端に眉が下がり目を伏せた。





「樹さん、ごめんなさい。」





いきなり謝られてもな…。




「昨日、とても気分が悪そうだったので会社に電話して午後にしてもらったんです。勝手な事をしてごめんなさい。」





ベッドの端にかけてた腰を上げ、頭を下げるまりあ。




「いや、ありがとう。」





顔を上げニッコリと微笑んでくる。





「朝食は軽い物を作って置いたので食べれたら食べて下さいね。」





そう言って部屋を出て行ってしまった。





なんだろうか―――…物足りなく感じる。





ナイトテーブルの上にある時計を見ると10時前だった。





もう少し寝ていたいが、仕事がある。





ダルさを感じながらベッドから体を起こし、風呂に向かった。





ベランダで洗濯物を干してるまりあを見て、また風呂に向う。





「あっ、樹さん。もうすぐ妹が来るんですけど、上げてもいいですか?」


「構わないよ。」





ありがとうございますと言って干すのを再開させたまりあ。