ふいに目が合うと真剣な表情の樹さん。





「ほ、本当?」


「嘘言ってどうするんだ。」


「だって、だって……胸も変わっちゃったし、妊娠線だってまだ残ってるし、他にも……。」


「まりあが頑張って2人を産んだ証しじゃないか。それにますます魅力的になった。俺が3歳の息子に大人げなく嫉妬するほどな。心配はいらない……まりあの全てを愛してる。」





もう大人なのに、お母さんなのに、旦那さんにドキドキして嬉しくて泣いてしまう。





「まりあ、泣き止んでくれ。俺がまりあを独占する時間が減るだろ?」


「……はい。」


「今夜は俺を構ってくれ。」





そう言って何度もキスをくれる樹さん。





樹さんと視線が合うと悩んでいた事がバカバカしくなっちゃって思わず笑ってしまう。





「今夜は寝かせない。」


「ふふっ、はい。樹さん、愛してます。」




-END-