まりんに俺は見えてるんだろうか、と思ったらけど内心嬉しいもんだった。





「ありすーっ。」





声が聞こえ、振り向けばまりあと誠、ありさちゃんと宗吾くんがいた。





宗吾くんは部屋に入ってくるなり、ありすちゃんを構いだしありすちゃんも嬉しそうだ。





うちの誠はまだまだでまりあに構ってばかりだ。





「まりんちゃん、パパに抱っこしてもらっていいね〜。」





まりあに頬をツンツンと突っつかれたまりんの顔が少し緩んだ。





「そうだね〜。パパ大好きだもんね。」





手足をバタつかせる様子を見ると嬉しいって事なんだろうか。





俺も指を伸ばしてみると、小さな手で人指し指をギュッと掴まれた。





ああ、やっぱり女の子は可愛い。




まりんはまりあに似て可愛いから将来が心配になってきた。





言えばまりあに笑われるかもしれないけど、絶対嫁にはあげたくない。




-END-