「大丈夫か?」


「うん……。」





頷きながら返事をするまりあが可愛くてきつく抱き締める。




「樹さぁん……。」

「まりあ……。」





漏れる甘い声と吐息。





隙間なく絡む指。





体を伝わるどちらかわからない汗。





体が燃えるように熱い。





尽きる事ない欲。





俺の体はまりあ無しじゃ生きていけないかもな…。





隣で荒い呼吸を整えようとしてるまりあ。





上半身だけを起こし、まりあを見ると目が合った。





目は虚ろで、それでも途方に暮れたような表情。





そんなまりあを眺めてるとまた欲が湧いてくる。





「樹さぁん…ギュッてして…。」





まりあの腰を寄せると、体に抱きついてきた。





「大丈夫か?」


「ん……大丈夫。」


「もう一回するか。」





そう言って、まりあの顔を覗き込むと明らかに焦った表情を浮かべる。




「ふぇっ、樹さん?」


「まだ逃がしてやらない。」





唇にキスを落とすと諦めたのかその気になったのか、素直に受け入れてきた。