溺愛ラバーズ

わかってるくせにと言いたげな表情で見つめてくる。




「だからね…そ、の……あの、ね…。」


「したくなった?」





いい加減可哀想かと思い、そう言うと隠すように手で顔を覆いコクンと頷いた。





「じゃあ、行くか。」





車にエンジンをかけ、発進させる。





デジタル時計は17時過ぎを表していた。





この時間に帰るのは勿体ないな。




車を走らせ、30分ほどで目的地についた。





「ここ、どこ?」


「ラブホ。」


「ラっ!………。」


「行くか。」





まりあの手を取り、足を進める。





初めて来たであろうまりあはやっぱりキョロキョロしている。





「どの部屋がいい?」





パネルの前に立たせ選ばせるが、部屋の内装に驚いている。





「どれでもいいの!?」


「いいよ。」





まりあが選んだのはピンク、赤一色のラブリーファンシーな部屋だった。





「シャワー浴びる?それとも、ベッド行く?」


「シャ、シャワー…浴び、る。」





俺の服を掴むまりあを抱き上げ、バスルームに向かう。