溺愛ラバーズ

ニコニコしながらページを捲って行くが次第に表情は曇っていく。




「どうかした?」


「ここのお店はまともなの?」





………………は?





「まりあ?」


「だって、ハンバーグステーキが\499なの…。」





あまりにも真剣に言うもんだから笑ってしまった。





「なんで笑うの?」


「悪い。ここはちゃんとしたレストランだよ。安い金額で食べれるのが売りなんだよ。メニューが豊富だから家族で来ても色々食べれるし高くつかない。」





お嬢様には別世界だな…。





「で?決まったか?」


「うん。ハンバーグステーキ。」


「じゃあ、そこのボタンを押して。」





テーブルに備え付けられたボタンを戸惑いながら押す。





「これで店員さん来るの?」


「ああ。」





ボタンを押しただけで店員が来るのか心配している。





「お待たせ致しました。ご注文はお決まりでしょうか?」





1分も経たないうちに店員が来て更に驚いてる様子。





「……凄い。」





注文を聞き終えた店員が去ってまりあの口から漏れた言葉に口が緩んだ。