溺愛ラバーズ

まりあ行き付けのショップに行く。





従業員2人がまりあに付きっきりで服を選んでいる。





服を選んでは試着の繰返し。





かれこれ一時間近く――――…。




長い…長過ぎる。





けど、まりあが楽しそうでよかった。





「樹さん、どう?」


「似合うよ。」


「まりあ様、こちらに致しますか?」




まりあの試着した服を進める従業員。





「はい。全部いただきます。」





試着した全ての服をお買い上げ。




金持ちというのはわからない…。




「「ありがとうございました!」」





両手に紙袋。





一気にこんなに買うなんてさすがに驚いた。





「いつもこんなに買うのか?」


「はい〜。」





買いすぎだとは思ってないみたいだ。





「次は樹さんの洋服を買いに行こう?」


「いや、俺は…。」


「ねっ。行こう?」





前に回り込み、首を傾げて誘ってくる。





こんな事されちゃ断るという選択肢が消え失せるじゃないか…。





「じゃあ、行くか。」





そう言うと満面の笑みを浮かべてくれる。