溺愛ラバーズ

『お待たせ致しました。天宮様からの伝言で、代理は今日の午前中に着くとの事です。』


「ありがとう。後、1週間の滞在だったが、明後日チェックアウトする。変更しといてくれ。」


『畏まりました。失礼致します。』





もう代理が来たのか。





「樹さん。」


「体は大丈夫か?」


「はい。」


「じゃあ、行くか。」





再びまりあと手を繋ぎホテルを出る。





タクシーに乗って行き先を告げる。





1時間もかからないだろう。





「そうだ……まりあ、さっきの話しなんだが。」


「さっき?」


「荷物の事だ。」


「荷物がどうしたの?」


「どうやって飛行機に乗せるんだ?」


「あぁ〜…あの…………ね?樹さん携帯貸して?」


「ああ、いいけど…。」


「うっかりしてたの。これじゃ帰れないところだった。」





渡した携帯を開き、どこかに掛けるまりあ。





「おはようございます。はい、まりあです。大丈夫ですよ。………はい。お願いがあるんですけど、いいですか?…明日、10時に宅配トラックを今から言う住所に送って貰えますか?」