溺愛ラバーズ

「飛行機には乗せられないんじゃないのかい?」





俺もそう思う。





手荷物ならまだしも……他の荷物は無理だろう。





「いいえ、大丈夫です。じゃあ、明後日来ますね。公江さん、マスター、お世話になりました。本当にありがとうございました。」


「そうかい?まりあちゃんと過ごせて楽しかったよ。また遊びにおいで。」


「はいっ!」





まりあの荷物を持ち、頭を下げて店を出る。





マスターはヒラヒラと手を振り、公江さんは店の外まで見送ってくれた。





公江さんが呼んでくれたタクシーに乗り込み、一端ホテルに戻る。




部屋に戻ると部屋の電話に留守電が入っていた。





『おはようございます。フロントでございます。ご用件を承っておりますので、フロントまでご連絡をお願い致します。』





留守電を聞き、フロントへ掛ける。





『はい、フロントでございます。』


「留守電を聞いたんだが。」


『高杉様ですね。少々お待ち下さい。』





待ってる間に流れる音楽。