溺愛ラバーズ

ピキーンと固まってしまったまりあ。





「まりあを紹介したいんだ。後、子供の事も。」





正気に戻ったのか、途端に泣きそうになるまりあ。





「どうした?」


「だって……。」





言いたい事はなんとなくわかってる。





「そんな顔するな。俺がいる。大丈夫だ。」





コクンと頷くまりあの腰に手を回し、体を寄せる。





「待たせごめんね〜…あら、邪魔しちゃったかね?」


「いえ。」


「そうかい?じゃあコレ。まりあちゃんの荷物だよ。」


「わざわざすいません。」


「いいんだよ。ベビー用品や他の荷物は宅配便で送るから住所を教えてくれないかい?」


「すいません。」





そう言って住所を書こうとした俺をまりあが止めた。





「樹さん、明後日帰るの?」


「ああ?」


「じゃあ、公江さん。明後日の午前中にまたお邪魔してもいいですか?」


「構わないけど……。」





よかった〜と言ってポンッと手を合わせるまりあ。





「明後日に業者を呼びます。飛行機まで運んで貰ってそのまま帰ろうと思うんです。」





いい案だと言わんばかりのまりあ。