俺の隣の俺の女

「ババアがさ
今日帰るって
昼に飛行機乗るって」



「え?もう?」



「ま、忙しいんじゃねえ?」


「そっかぁ・・お仕事
たいへんだもんね」



「まあな・・」



そんな事言ってたら


いつのまにか学校


翔は、自転車のスピードが早くてすぐに学校
着いちゃった



「降りろ」



降りるあたし



あのまま
あの時間止まれば
良かったのに・・



もうあんな事
一生ないのに



そうずっと思ってたら
翔が



「帰りも送るし
校門で待ってろ」



って一言残してすたすたと歩き


消えていった