俺の隣の俺の女



「翔、最近どうなの?」
母親が訪ねる



「別に・・普通」



そういって
クッキーを食べた
黙々と


・・・甘い


久しぶり食ったから
吐き気がする


俺はそのへんにあった
お茶を飲んだ



「それ・・あたしの」



あ、未夢のなんか



「あ、悪いな」



「別にいいけど」



「あらっ?もう~
翔が食べるから
お菓子なくなっちゃった
じゃない!
近くのコンビニ
行ってくるね」


「てか俺のせい?」


「あんたがばくばく
食べるからよ」



俺の母親は、急ぎ足で
財布もってでかけた



つーか、あんたのほうが
ばくばく食ってたし!