俺の隣の俺の女


自転車置き場であたしは
自転車から降りた



「翔!おはよ」



えーと
確か翔の友達の・・



あ!健太くんだっけ?


いや・・年上だし
健太先輩って
呼んだほうがいいのかな?

まぁ、いっか!



「ん、おはよ、健太」



良かった
あってた~!!
あたし記憶力イイかも!



「朝から
ラブラブですね~♪
しょーちゃん♪」


ニヤニヤしながら
翔をつんつんしている



それを聞いた翔は



「てめ、ころすぞ」



それは珍獣のように
怖い目つきだった・・




「きゃ~、
ごめんなさい!」



「早く行きやがれ
おかま野郎!!!!!」



翔に蹴られて
健太君は去っていた




「ったく・・・」



な、なんかこんな
翔もレアかも・・・



思わず笑っちゃいそ・・・




「おい、何笑ってんだ」



目の前には翔がいた



「・・・・っ」



思わず、赤くなる私の顔


だ・・・だって


かっこいいんだもん!


こんな目の前じゃヤバい


倒れそうだよ~!