俺の隣の俺の女


震える肩に
力がなくなったのか
地面に座りこんだ



よっぽど怖かったの
だろうか泣いていた


そう・・
俺が世界で一番嫌いな涙



けど俺は勝手に
抱き締めてた


むしろ支えてやりたいって思った



体は正直なんだよな
抱き締める力が
強くなった



泣くのをやめた未夢を
はなした


このままずっと抱き締めてたら俺は・・


わからないけど
本当は抱き締めてたかった


もう逃がさないように
抱き締めてたかった


「・・帰るか」


「・・うん」



未夢は俺の横にきて

何も話さないまま

夜の道を歩いた