両手をジャージのポッケに突っ込んで、満天の星空を見上げた。


俺の住む街からは決して見ることの出来ない澄んだ夜空。

手を伸ばして掴みたい!
そう思うほど綺麗で鮮やかな月。


まるで‥‥美波のようだ。




記憶も定かでない時に出会って‥いっそのこと、好きとかそんな感情のなかった時に戻れたら。

そんな馬鹿なことも思ったり‥






好きっていう気持ちは優しい。

やっぱり…

好きになって良かった。







俺は誓おう‥この星空に。



美波が誰を好きでも、見守っていく。と…