ファーストキスは幼稚園。
もちろん相手は美波だ。
それから誰ともしたことなくて、中学で真琴と付き合い始めて、二度目のキスをした。
それ以来、真琴としかしたことなかった。
キスした後の真琴は憂いと恥ずかしさと嬉しさが混ざったような表情をした。
真琴と初めてキスした後、俺はこと表情に胸をうった。
そう考えると、
俺は‥真琴に多少なりとも惹かれていたんだ。
でも、美波の存在はそれを圧倒的に凌ぐ。
俺は美波がいて、始めて自分本来の姿に戻れる。
傍にいてくれるだけで、元気になれて、嬉しくなって、温かい気持ちになれる。
どんなに落ち込んだ時も美波の励ましで復活できた。
どんなにカッコ悪い姿を見せても‥例えば、派手に転んだり‥美波はカッコいいと言ってくれた。頑張ってる姿が一番キラキラしてる、と。
美波は出会った時から‥きっと‥俺のすべてなんだ。