美波をたまに、おちょくってくる相澤稚早。


その度に怒りながらも笑顔で対応する美波。


通路側に座ってるせいか、二人の絡みがやたらと多い。


美波の肩に肘をのせたり、頭をこずいたり。


その様子を見ながら、ついつい考えてしまう。

付き合ってた時、手繋いだのか?とか、デートしたのか?とか、キスしたんだろうか?とか。



手繋ぐくらい俺だってある。
だから、それは別にいいんだ。


でも、デートやキスは別だ。

俺の一番の関心事は、もちろんキス!!


デートだって、一緒に遊ぶこととさほど変わりはしないはず!!


けど、キスは違う。



二人の様子を見ていて、そのことばかりが頭を駆け巡る。