なんだか、この店に来てから自分が自分じゃないみたいな気が…
やっぱり・・・
すべてはアイツの…
稚早~!!!!!!
心な中でメラメラと燃え盛る怒りの炎がますます大きくなる。
でも、そんなのも一瞬で消せるのが慎吾。
慎吾はいとも簡単に怒りの炎を消し去った。
その代わり…悲しみの渦に突き落としてくれた。
「なんだよ、初めて聞く話なんだけど。でもまぁ、良かったな美波。お前みたいなのと付き合ってくれる人がいて。ずっと付き合ってれば良かったのに。」
慎吾の言葉。
しかも、笑顔。
お前には女として興味ない!!って言われたみたいな思い。
嫌な予感的中しまくりよ。
もうヤダ・・・
バカ稚早。
バカ稚早。
バカ稚早。
・・・・バカ慎吾。
鈍感慎吾。
アホ慎吾。
ドジ慎吾。
こんなに慎吾が好きなのに…。
わたしを傷つけるな。
わたしばっかが慎吾を好きなせいで、こんな思いばっかりするんだ。
ツラいよ。
胸が痛いよ。
張り裂けそうだよ。
片想いって、
良いことないよ・・。
ううん。付き合ってる人を好きなのがツラいだけ・・・。