「俺は元気だけが取り柄だって判ってんだろ?つーか、周り誰??」
「えっと…幼なじみ二人と親友よ。」
慎吾、晃、真琴を指しながら稚早に紹介した。
稚早は納得顔で慎吾たちを見た。ちらっとじゃなくて、まじまじと・・・。
ホンットやなヤツ・・・・。
はぁ…ほんとにこいつをみんなに会わせたくなかった。
「あっ・・・この人は相澤稚早っていって…、わたしの・・・何?!」
三人の方を見て、稚早を指して紹介しようとしたけど、わたしの…っていわれたら判んない。
ついつい何?!って稚早を見てしまった。
「おいおいおい…ちゃんと答えろよ、恋人☆ってな。」
稚早はふざけてノリで答えてきた。しかも、ウィンクまで投げつけて。
☆が飛びましたよ、星がっ!!
「ちょっ、稚早!!!!誰が恋人よ!!いい加減なこと言わないで!!」
ポカッと一発稚早に打ち込んだ。
ちらちらと視線が慎吾の方に向いてしまう。
心の底から誤解されたくない。って思った。でも…あながちウソともいいきれなくて胸がいたむよ。