―この先なにがあってもあなたを愛し続けると誓います―


わたしのお腹に愛する人の子どもがいる。

それはとてもとても幸せでこんな満ち足りた幸福に包まれたのも初めて。


この子のことを伝えたらどんなに喜ぶだろうかと、期待に胸が踊る。


お腹に手をあて、そこに宿る生命に不思議な想いを寄せる。愛しい感情に覆われていく。



わたしと彼の赤ちゃん。

待ち望んだ赤ちゃん。


彼がずっと待ちわびていたこの奇跡がここに存在する。



ねぇ、


ねぇ、赤ちゃん。



わたしに宿ってくれてありがとう。




わたしね、う~んと大切にする。アナタを世界一愛する人になる。

だからね、わたしの元に生まれてきて。


う~んと、う~んと、愛すよ。



彼もきっと同じ。


アナタをう~んと、う~んと、愛すると思う。



ありがとう、赤ちゃん。


わたしたちの元に来てくれて。



彼はどんな反応するかな?

歓喜の叫びをあげるかな?

歓びの涙を流すかな?

それとも…



ねぇ、赤ちゃんはどう思う?