「ねぇ…もしかして…」 そう言うわたしに真琴は明るい声で『判っちゃった?』って言うんだ。 判るよ。 判らないわけない。 息切れしてツラいはずなのに、走るのをやめられない。 やめたくない! 早く、早く、真琴たちのいる場所へ! それとない小さな人影が見えだした時、その姿を確信して安心したのか嬉しいのか視界が涙でぼやけた。 真琴たちもわたしに気づいたらしく手を振っている。 会いたかった 会いたかった 止まることなく、笑いかけながらこっちに手を振る相手の胸に飛び込んだ。 「―――――晃」