えっと~・・・
なんの話してたっけ?
あぁ、そうだそうだ。
実は・・・
わたし「美波~!」
わたしを呼ぶ声に反応して後ろへ振り返る。
片手にノートやら資料やら抱えながら、こっちに走りよってくる。
我が彼氏ながらかっこいい。
見惚れてしまう。
「今日さ、行きたいとこあんだけど一緒に行かね?」
「あぁごめん。さっき真琴と約束しちゃって。」
「真琴と?そっか、わかった。じゃ、また今度な。 って、夜電話しろよ!帰り遅くなるなよ!」
「はいはい。じゃまたね」
慎吾は案外束縛魔だ。
でも、それが嬉しかったりする。