「これからジョー達と遊び行くんだけど、AKIRAも来ない~?」
語尾伸ばすんじゃねーよ!
イライラするけど、何気に肩触ってきてるけど、大人になれ自分。
「いや、グレニスがいるから遠慮しとくよ」
肩にのせてあった手をどけて見せかけの笑顔で断った。
早くどっか行けよ!
こう見えて腹黒い俺。
あっ知ってるって?
グレニスに目をやると、キティの方をがん見。
睨んでるって言った方が正しいか?
「あら~、グレニスもいたの?面倒見いいのね~晃は。毎日、毎日、大変でしょ?」
だから、語尾伸ばすな!
甘ったるい声出すんじゃねーよ!
グレニスの頭に伸ばしてきた手を押さえて、「触んな」そう言って手をはなすと、グレニスと車まで向かった。
「なんなのよ~」
後ろからの声なんてムシ!