「AKIRA~!」


「っと」


「迎えきたよ」


抱きつきながら笑顔なグレニス。



最近は迎えに来る度こうだ。




そうはいうものの、迎えに来たっていうか、出口で待ってるかっていうか。


同じ高校に通ってるから、迎えに来たっていうのかな?




「AKIRA~!」


後ろから甘ったるい声が聞こえてきて振り返ると、キティが走ってこっちに来ていた。



キティ…

クラスメートなんだけど、俺は好きじゃない。


てか、うざい。

女の甘々な声。

頭の中で反響して頭痛がする!