「・・・・・部長?」 そこに立つ人が幽霊じゃないと判って余計に安心して涙がさらに流れ出す。 部長はというと、指で耳を押さえ眉を潜めている。 部長だったんだ! 良かった、幽霊じゃなかった。 って、 「ふぇ?な゛んでぇ~ひっく…ぶ…ちょ…うぇ…ひっここ~いっひっくのぉ~」 我ながら情けない。 好きな人にこんな醜態をさらすなんて! 「説明してやるから、兎に角泣き止め!」 そう言ってハンカチを差し出した部長。