教室の自分の席に座った。

真琴と慎吾はまだ来てないようで、晃と休みの日の計画をたてていた。


「うーん…
久しぶりに部活もないし、ちょっと遠出してみない?三連休だし、泊まりもいいねぇ…」

胸を弾ませながら言った。


いろんなことが頭に浮かんで、わくわくする気持ちを抑えることができない。




「泊まるのは俺はいいけど、慎吾も多分いいけど、真琴がダメなんじゃ…」

「あっ…」


真琴の両親は厳しい。

泊まりの旅行なんてほとんど行ったことないみたいだし、特に慎吾もいるからなぁ…


絶望的‥‥




彼氏がいるのに、行け!!

なんて、あの両親が言うわけない…



真琴はうちと違って、箱入り娘だからなぁ。

わたしはこう見ても、4人兄妹の3番目だから、そんなこと絶対ないし。




どうしようかなぁ。


どうにかならないかなぁ。