「晃の留学聞いてた?」 沈黙を破ったのはわたし。 慎吾も真琴も黙って首を横に振る。 判ってたはずなのに、なんで聞いたんだろ? 再確認? 上手く頭が回らないよ。 なんて言ったらいいのかわかんなくて。 実際、聞きたいことなんて山ほどある。 でも…言葉が出ないの。 また沈黙が訪れる。 風の音だけが聴覚を刺激する。 でも、そんな沈黙を破ったのは真琴だった。 知らされる事実は現実味を帯びてなくて、真琴の言葉や態度に目を見開き言葉を失ってしまった。